昨日の練習中、ある親子がグラウンドを訪れました。 お子さんはこれまでに2度ほど体験練習会に参加してくれた子で、ご両親そろってお越し頂きました。
私はしばらくグラウンドで現役選手の指導をしていたので、スタッフのいるテントで何をしていたのかわからなかったのですが、テントに戻ると「入団します!」とのこと。私にとっては「監督になって初めて迎えた新入部員」の誕生です。一緒に野球をできる仲間が増えることは嬉しいのですが、それ以上にその親子の「決断」に敬意を表します。
うちのチーム、決して大所帯ではありません。2年生6人、1年生17人のチームで、来年の新入部員が大量に入部する保証なんてどこにもありません。「人数が少ないところは・・・」とか「たくさん入ればうちも入ります」という方って結構います。そういう方の気持ちも理解できます。だからこそ「人数が足りないかもしれない」というリスクを取ってでも「ここで野球やる!」と言ってくれたことがとても嬉しく思いました。 帰り際に「4月から元気よくやろうな!」と声をかけました。とてもいい笑顔で「はい」と言ってくれました。
本質的にこの子が「自分の決断は正解だった」と実感できるかどうかは、本人の努力次第だと思います。逆に凄い選手に成長したとしても、それは私の功績ではなくやっぱりその子の努力によるものです。私ができることは子どもたちを支える身としてこの子やこれから入部してくる子たちの努力に寄り添い「やっぱりここで野球やって良かった!」と言ってもらえるよう、私も努力していくことだと思います。
そしてこれから何人の選手が入ってきても「初めての新入部員」と同じ気持ちでお迎えしたいです。