top of page
Baseball-Knowledge

権利と義務


昨日、中学生の投手陣を指導していた時のこと。

ひとりの選手が「頭が痛い」ということでランニングメニュー回避を申し出てきた。勿論本人が「できない」と言っているので、木陰で休ませることにしました。

ところがその選手はちょうどランニングメニューが終わり、投球練習が始まる頃に「治りました」と言って練習に戻ろうとしました。私は「今日は走れないくらい体調が悪いのなら、投球練習は休め」ということで投げさせませんでした。

誤解しないで頂きたいのですが、私は彼が仮病を使ってランニングメニューを回避したとは思っていません。あくまでも「権利と義務」のバランスを考慮しての判断だと思っています。 誰でも投球練習はやりたいし、ランニングはしんどい。だけど野球に限らず好きなことだけ出来ればいいと言うほど世の中は甘くないです。

それに投手は野手よりも厳しい練習に耐えて鍛錬するからこそ、野手から信頼され、野手よりも注目される権利を得ると思います。

好きなことだけやって生きては行けない。野球も人生も同じである。

閲覧数:73回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「できること」をやる、「考えて」やる

活動自粛から2週間が経過しようとしています。 私は職場の方も在宅勤務に切り換え得られていることもあり、家に籠ることが多くなって、仕事は捗るものの、身体を動かす機会が減っているのでどうも調子悪いです。 こんな時、選手はどうしているのでしょう?...

『ルールを守る』ということ

先日、ボーイズリーグの指導者講習会に参加しました。外部講師の講演を拝聴する、まぁよくある講習会スタイルではありますが、講師の方がちょっと面白い話をされていました。 競技にルールが設けられるのはなぜか? これには3つの理由があるそうです。 ①きょうぎ中の暴力をなくす...

『テクニック』と『スキル』

野球には「投げ方」「捕り方」「打ち方」などがあります。 確率高くプレーを成功させ、故障なくプレーを継続させるためにはある程度の技術を習得することが必要となります。当然私もチームではこれらの技術は指導します。 これらはいわゆる「テクニック」です。...

bottom of page