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『暑熱馴化』への取組み

久々の投稿となってしまいました。


今日はこれまでの取り組みに対する懺悔です。


新型コロナウィルス感染症回避のために3〜5月の間はほとんど活動できず、6月から活動を再開しました。長いブランクからの立ち上がりで故障を回避するために練習時間を短縮して短い時間で効率よく練習して技術的な遅れを取り戻す方法を選択しました。


グラウンド以外(学校の体育授業など)での故障は発生したものの、グラウンド内での故障者はほとんど出すこともなく過ごしてきましたが、そこに大きな落とし穴がありました。


「暑さ対策」です。


先週の試合、我がチームは後半に逆転負けを喫しました。

完全に暑さに対する『体力負け』です。


うちの選手は土曜日に体調不良を訴える選手が数名出ますが、日曜日にはほどんどそういう選手は居ません。これは平日の過ごし方に課題があるのだと思います。普段から太陽の光を浴びながら運動する習慣が身についていれば、こういった体調不良も減るのではないかと思います。これらの取り組みを「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」と言いますが、調べてみると「屋外で30分程度の有酸素運動を10日程度継続して行う」と汗をかきやすくなって暑さに体が適応してくるそうです。


1月から週3回、夏休み期間中は毎朝6時から『朝練』をやっていますが、確かに朝練に参加頻度が高い選手は練習中にリタイヤすることはなくプレーできています。炎天下に長時間の練習を休みなく行うことは危険な季節ですが、比較的直射日光が弱い朝や昼間でも30分程度の短時間でも暑さに馴れるような取り組みを行えば効果はありそうです。


私は現役時代、練習中に体調不良や途中リタイヤの経験は一度もなく、むしろ気温が高い時の方が調子の良い『暑さに強いタイプの選手』でした。もともと幼い頃から朝は早起きで、小学生の頃も朝から走ったりバットを振る習慣が身に付いていたからではないかと思います。暑い日にも汗をかいた後に適度な水分を補給しながら体の代謝を高めることが『暑さに強い選手』を育成することに繋がるのではないかと思います。


この夏、指導者として暑さ対策に失敗しました。

コロナ禍の中で私自身が消極的になってしまい、普段から陽の光を浴びて運動する習慣の重要性を説くことが不十分だったと思います。そこに悔いは残ります。しかしまだ暑い季節は続きます。この失敗を生かして対策を講じ、夏の後半だけでも元気よく乗り切れるようにしていきたいと思います。後半だけでも元気に乗り切ることができれば、選手にとっても自信となるはずです。


今朝も『朝練』やりました。



公式戦全日程を終えた3年生の中で、私学への進学を予定している選手が数名参加してくれました。彼らはもう「次の目標」に向けて走り始めています。私の失敗を自分たちの力で取り戻そうと行動してくれる選手は素晴らしいと思います。


「行動する選手」にはこれまで以上にサポートしていきたいと思います。


受験勉強のために机に向かうもよし、高校野球に向けて練習に励むもよし、「次の目標を持って、目標に向かって行動する」が重要なんだと思います。


私もチーム強化と選手の成長のために新たな行動を起こしたいと思います。

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